抜歯後の白いものは何?
抜歯直後、抜歯したところに白いものが見えることがありますが、これは骨です。通常はその穴に血液が溜まり、表面が乾いてかさぶたになり、徐々に組織化します。 指や舌、歯ブラシなど触って何度もかさぶたを取ってしまうと、いつまでたっても白い骨が見えたままとなり、激しい痛みを伴います(ドライソケット)。
抜歯当日の夜にピークを迎えその後は徐々に治まる痛みが、反対に徐々に強くなる場合などは、このドライソケットという状態に陥っている可能性があります。歯科医院での処置が必要ですので、お早目にご連絡ください。
親知らずの抜歯後の食事について
親知らず抜歯後の食事のタイミングについて
親知らずを抜歯する場合、局所麻酔を使用します。抜歯後は、麻酔が効いている間は口腔内の熱や痛みを感じる感覚がなくなり、火傷やケガにつながる恐れがあります。
抜歯後約3時間程経ってから食事をするようにしてください。
親知らず抜歯後の食事について
抜歯後数日~数週間は、治療痕を傷つけたり、炎症を悪化させたりする可能性があります。患部がデリケートになっているので、硬い食べ物や刺激物は避け、やわらかい物を食べるようにしましょう。
抜歯後の理想的な食事 | 抜歯後に避けた方が良い食事 |
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■おかゆ・雑炊 ■うどん(吸って食べると炎症を悪化させる可能性があります) ■シチュー ■ヨーグルト ■ゼリー | ■カレー ■フランスパン ■スナック菓子 ■キムチ |
おかゆや雑炊・うどんにおいても熱い状態で食べてしまうと患部を刺激する可能性があります。
抜歯してから数週間が経過し、傷口の痛みなどがなくなった場合は、徐々に通常の食事に戻しても問題ありません。
親知らず抜歯後のお酒(アルコール)やタバコについて
アルコール類は傷口が開く恐れがあるためお酒(アルコール)は抜歯後はお控えください。アルコールの血管の拡張作用によって血が止まりにくくなってしまいます。最低でも抜歯後12時間はお酒を避けてください。
タバコは血流を悪くし傷口が治りにくくなり、タバコを吸うことにより免疫力が低下してしまうので細菌に感染しやすくなります。
また、喫煙により血餅が剥がれてしまう可能性があるため、喫煙は避けてください。
親知らずは必ず抜くべき?
親知らずを残すのか、抜歯するのかは、さまざまなポイントを確認した上で総合的に判断する必要があります。痛みがないからとなんとなく放置するのではなく、早いうちに現在の親知らずの状態を知り、適切なタイミングで、適切な選択ができるようにしておきましょう。
堺の方は、ぜひおとのは歯科へご相談ください。
親知らずを抜いたほうがいい場合
- 親知らずの背が低いまま伸びない(咬み合わない)
- 親知らずが歯並びに悪影響を及ぼしている
- 親知らずを原因として歯ぐきが腫れている
- 親知らずが虫歯になっている
- 親知らずが歯ぐきや粘膜を傷つけている
当院の親知らずの抜歯について
歯科用CTによる精密な診査・診断
堺のおとのは歯科は歯科用CTを完備しております。歯の根の数や形を正確に知ることのできる歯科用CTで、精密な診査・診断を行います。
歯科用レーザーの導入
感染のリスクを抑え、抜歯後の傷口の治癒を促進する歯科用レーザーを使用します。
通常より広範囲・長時間効果が続く麻酔法
一般的な「浸潤麻酔」に「伝達麻酔」という麻酔法をプラスして、麻酔の効きにくい親知らず周辺にしっかりと効果を行き渡らせます。
親知らず抜歯後の痛み・腫れについて
痛み
丁寧な麻酔処置により、抜歯時はほとんど痛みを感じることはありません。
抜歯直後、麻酔が切れてから痛みが出ますが、こちらも処方する痛み止めで十分にカバーできます。
腫れ
抜歯の翌日から3日後にかけてもっとも腫れ、その後徐々に治まっていきます。腫れの程度はコントロールが難しく、ひどく腫れる方と、全くといっていいほど腫れない方とさまざまです。
よくあるご質問
痛みはありませんが、抜歯は必要ですか?
痛みがなくとも、歯並びに悪影響を与えていたり、虫歯リスクが高い場合には、抜歯が必要になるケースがあります。症状の有無に関係なく、一度親知らずの状態を調べてもらいましょう。
親知らずは、大きな病院の口腔外科で抜歯した方が安全なのでしょうか?
病院の口腔外科などで行われる歯科用CTによる精密な診査・診断は、当院でも行っております。ですので、ほとんどの親知らず抜歯に対応が可能です。
ただし、抜歯に長時間を要することが予想される場合などには、総合的なリスクを考え、大学病院などのより高度な設備の整った医療機関をご紹介することがあります。
患者様の安全を最優先したご案内をいたしますので、安心してご相談ください。
歯科用CTがあれば、なぜ安全・安心なのでしょうか?
外からは見えない歯の根の数、形を三次元的に把握し、しっかりとシミュレーションができるためです。これが、正確な診断、短時間での処置を可能にします。もちろん、CT画像を見て正しい判断ができる知識、経験に基づいた技術も重要です。